4月。1日特別プログラムとして共同制作をしました。普段はそれぞれが自分の作品を制作していますが、この日はクラスのお友達とチームになって皆で1つの作品を制作しました。内容は「チームの中からモデル役を一人決め、テーマを話し合ってテーマに沿った衣装を新聞で作り、モデルを変身させる!」です。
さあ!話し合いをして決めていこう!とスタートしても話し合いがなかなか進まないチームもありました。そのような場合は講師が間に入って助け舟を出しながら進めました。話し合いをする中で様々な問題が勃発していました。例えばモデルを希望する人が複数いる場合。じゃんけんで決める?クジで決める?と話し合いをしたり、今回の制作では様々な役割(モデル、洋服を作る、小物を作る、全体を把握してまとめる、などなど)があることを説明する中で、モデルもやってみたいけど他のお仕事もやっていたい!と話し合いの中で役割分担が自然に決まっていくという場面も見られました。テーマが出すぎて1つに決められない場合は、テーマを1つに絞るのではなくていくつかのテーマを融合させてみたり・・。問題が起きた場合もみんなが1つの作品を完成させるために様々な考えを出し合って前に進もうとしている姿が印象的でした。
制作をする中でどの役割を担ったとしてもそれぞれやりがいがある部分、大変な部分があります。例えばモデルは華やかで楽しそう!と思っていたけど、実は衣装を作っている人が寸歩を測ったり、衣装合わせをしている間は動かずにずっと立っていないといけなくて意外と大変だったり・・。全体を見渡して指示を出してくれる役割の人は一見地味な役割のように見えますが、実はとても重要な役割で、冷静に全体を見てくれているその人のおかげで問題が見つかって改善できたり、細かい部分を修正できたり、時間通りに作品が完成したりと、皆がそれぞれの役割の中で作業に没頭している姿は素晴らしいなと感じました。仕上がった作品はどのチームも個性豊かでそのチームらしさがあふれていました。
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