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執筆者の写真Mamiko Kikuchi

ウクライナ民話「てぶくろ」の絵を描きました

更新日:2022年8月21日

 2月。ウクライナ民話「てぶくろ」の絵本を読み絵を描きました。2月上旬、まさか今のような事態が起こることなど想像もしていませんでした。今読み返すと、この絵本には何か社会的、政治的なメッセージが隠されているのだろうか・・と考えてしまいますが、純粋にこの絵本の絵は大変美しいものです。絵本を見ながら描いた子供達の絵もそれぞれがとても素晴らしいものになりました。簡単に口にできることではないのかもしれませんが、世界の国々の平和を祈りたいと思います。

 さて、今回の「てぶくろ」の絵は主にクレパスを使って描きました。クレパスは使い方によって様々な表現をすることができます。強く濃く描くことによって油絵のような表現をすることができます。色を混ぜて微妙な色彩を表現することができます。クレパスは水をはじきます。クレパスで描いた上から水を多めにした絵の具をぬる表現方法もあります。今回は動物の毛の色や空の色をこのようなクレパスの特徴を活かして表現しました。

 子供達が絵を描く際、さまざまな声かけをしています。雪が降る空の色はどんな色か聞いてみました。空の色といわれて「青」をイメージすることが多いですが、お天気、時間帯、季節によって空の色は異なります。様々な空の表情をイメージしてもらった後に「てぶくろ」の空の色を作りぬってもらいました。

 また「てぶくろ」の色については好きな色をぬってもらいました。絵本の中ではおじいさんのてぶくろなので渋い色ですが、カラフルな虹色で表現する子、ウクライナの国旗カラーで表現する子もいて、個性豊かな作品に仕上がりました。 










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