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執筆者の写真Mamiko Kikuchi

「音」を形と言葉で表現する

 みんなに様々な音(風の音、雨音、鳥の鳴き声、馬が走る音、落ち葉の上を歩く音、いろいろな楽器や物をならしたミックス音・・)を聞いてもらいました。何の音かはみんなにはヒミツです。耳から入ってきた音を感じて直感で自由に形を描いてもらいました。何色を使って描くかは自由です。その音には何色が似合うかも直感で!感じたまま表現してもらいました。

 出てきた表現はみんなそれぞれです。手が動くままに描きなぐる子。音がなっている風景を想像して丁寧に表現する子。中には聞こえてきた音から物語を作って、物語をお話してくれながら絵を描いている子もいました。みんなが描いた表現はどれが正解とか間違っているとかうまいとかへたなどありません。すべてがみんなの中から出てきた表現で価値があるもの。みんな違ってみんないい!です。形が描けた後は言葉を添えてもらい、最後は描いたものをすべてつなげて表紙をつけて「音絵本」にしました。

 ところで、突然音を聞いてさあ!自由に形を描こう!といっても子供達は戸惑ってしまいますので、ヒントとして谷川俊太郎さん、元永定正さんの絵本を数冊読みました。多くの子供達が谷川俊太郎さんのお名前を知っていました。言葉を紡ぐことも芸術のひとつですね。皆さんにはたくさんの芸術に触れて感性を磨いていってもらいたいと思います。






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