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「箱の中に広がるお話の1場面」

  • 執筆者の写真: Mamiko Kikuchi
    Mamiko Kikuchi
  • 6 日前
  • 読了時間: 2分

 7月と9月に「箱の中にお話の一場面を表現する」作品を制作しました。絵画を学ぶ過程では、有名画家の絵を模写することがありますが、子どもたちが最初に出会う絵画はもしかすると絵本の中に登場する絵かもしれません。私事で恐縮ですが、わが子が幼い時には毎晩絵本の読み聞かせをしていました。子どもはもちろん楽しんでくれていたと思いますが、私自身も絵本作家の様々な表現に触れながら「こんな表現があるのか」「この雰囲気好きだなあ」と感じ、絵本の世界を楽しんでいました。

 今回の制作では、数ある絵本の中からまず岩村和朗さんの「14ひきシリーズ」を題材に選びました。岩村さんは東京生まれで、東京藝術大学を卒業後、36才の時にご家族とともに栃木県益子へ移り、自然の中で観察を続けながら絵本を描かれました。岩村さんの絵本を読んでいると、まるで自分も森の中に入り込み、ねずみたちと一緒に暮らしているような感覚になります。それは岩村さんの緻密であたたかみのある風景描写の力によるものだと思います。アトリエでは岩村さんの絵を模写することで子どもたちにとって多くの学びがあったのではないかと感じています。

 また岩村さんの作品以外にもいくつかのお話を用意し、それぞれが表現したい物語を選んで制作しました。中には自分で考えたオリジナルの1場面を描いた子もいてアルテミコらしいなと思わずほっこりしました。

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